何年か前にこのホームページでご紹介しましたが、大屋小学校の校歌を作詞されたこともある詩人の永窪綾子(ながくぼ あやこ)さんは、詩のほかにも童話・エッセイ・コラムなどを、いまも様々な機会に発表されています。
そして今年また童話集『こぐれ森の子ギツネと子ダヌキたち』が出版されました。
絵はご長男でグラフィックデザイナーの永窪智紀(とものり)さんと絵画修復士のご次男、啓紀(あきのり)さんによるものです。
読んでほっこり、やさしい気持ちになれる、5つの物語で構成されている65頁の童話集です。
この原稿を書いている間に新しいニュースが入りました。
2023年に出版された永窪さんの詩集『きまぐれ ねこ殿』が、社団法人日本児童文学者協会主催の2024年三越左千夫少年詩賞 特別賞を受賞されたという嬉しいお知らせです。
長年家族同様に過ごした、今は亡き愛猫の思い出がユウモアたっぷりに描かれた詩集です。
思わずクスッとなったり、ぎゅっと心を掴まれたり…猫とのふれ合いが珠玉の時間だったことが、そしてその喪失感の深さも、猫を飼ったことのない私にもまるで体験したかのように感じられました。
三越左千夫少年詩賞 特別賞受賞、おめでとうございます!
記・柳沢